3・7小牧集会に参加
3月7日(土)午後1時半より、小牧市内の「学び創造館あさひホール(ラピオ5階)」にて、「三菱・防衛省は長射程ミサイルを作るな!配備するな!3・7小牧集会」が開かれました。会場一杯の300名規模の参加で、当ユニオンからも5名規模で参加しました。
この集会は同集会実行委員会の主催で、地元での集会に取り組んできた小牧平和県民集会実行委員会や、あいち総がかり行動も含む6団体が構成団体でした。開始前から続々と参加者が集まり、会場では前日の「三菱重工小牧北工場現地レク&配備申入れ」の模様を映した動画が流されました(中日新聞でも報道されました)。そして午後1時半から集会が始まり、最初に飯島滋明さん(名古屋学院大学教授/不戦へのネットワーク代表)が主催者あいさつを行い、憲法平和学の立場から、戦力に当たる長射程ミサイルは憲法違反としつつ、横須賀からイラン攻撃に出撃しているように、日本は戦火が拡大する世界と無関係ではないと強調しました。
続いて半田滋さん(防衛ジャーナリスト)が「安保三文書改定と大軍拡の中でのミサイル配備の意味」とのテーマで基調講演を行いました。パワーポイントを使いながらの熱弁でした。
半田さんは最初に、パワーポイントによるレジュメの表題とされた「敵基地攻撃と日米一体化 防衛費倍増は国民負担に」が改定された安保三文書の核心だとしたうえで、「専守防衛」を踏み越えた安保関連法制定により、インド太平洋で米・豪などと軍事協力する体制をつくりつつ(安倍)安保三文書を改定し「敵基地攻撃能力の保有」により「先制攻撃」を可能にした(岸田)。自衛隊は米軍と一体化し「二軍」となり、日本は『平和国家』から『普通の国』になった、とのこの10年を振り返りました。
そして現在の高市政権の安保政策を9点(①殺傷能力のある武器の輸出解禁②非核三原則を見直し、核兵器の持ち込みを容認③防衛費のGNP2%を2年前倒しで達成。さらなる増加へ④防衛産業を成長産業にする⑤VLS(ミサイル垂直発射装置)搭載の原潜を建造⑥スパイ防止法の制定⑦日本国章損壊罪の制定⑧自衛隊の階級呼称を変更⑨憲法9条改正、緊急事態条項新設)にまとめ、それぞれについて解説しました。アメリカの要求を受けつつ防衛費を増加し、また殺傷能力のある、しかし中古の兵器を売って金儲けをしたり、「スパイ」の名の下に一般国民やメディアを監視し、独裁政治に道を開いたりなどの恐れがあるなど、危険性やいい加減さや国民への犠牲などが明らかにされました。
続いて「防衛費対GNP比2%突入」と「台湾有事に巻き込まれる日本」というテーマに焦点を絞りました。前者については、過去最大の防衛費案が出されていて、そこにはうちスタンドオフ(相手より長い射程を持つ)防衛能力の強化の費用も含まれ、そのミサイルは主に三菱重工がつくる。なぜ長射程ミサイルを持つかというと抑止と言うが、中国軍に比べて抑止にならないのだが、今年3月にまず健軍駐屯地(熊本)・富士駐屯地(静岡)へ配備予定となっている。同時に国の費用で民間空港・港湾の整備も行うとしている。三菱重工は記録的な契約額となり、米政府も中古を高く売りつけもしている。そしてこの財源として増税が進みつつある、としました。後者については、「台湾有事は日本有事」(安倍)「台湾有事は存立危機事態」(高市)
との発言がされたが、存立危機事態の規定に照らすと、政府は台湾を国として認めておらず、米軍への攻撃がただちに日本の存立を脅かす事態とは無理がありそう。しかし台湾有事が日本有事に発展するシナリオは描かれており、アメリカやフィリピンとの共同訓練、離島からの避難訓練などもされている。が、台湾有事の戦場は台湾と日本となり、日本が米軍の出撃基地になれば基地ばかりでなく民間空港や港湾が攻撃される、としました。
最後に、「敵基地攻撃能力の保有」という軍事力強化は安全でなく戦争を呼び込み、台湾有事の戦場は日本と台湾であり対米支援は加害・被害・自滅、国民の犠牲のうえでの国防ではなく生活と安全の確保、平和は軍事力でなく命がけの外交ではじめて実現する、とまとめて、一時間半近くの講演を終えました。危険性・非現実性・国民の犠牲ぶり、などが浮き彫りにされました。
次に、各地からのアピールに移りました。最初に地元愛知・小牧から福本さんが、小牧平和県民集会実行委員会・平和委員会・労働組合などの立場で、相次ぐ自衛隊機の墜落事故などの被害を受けながら、「小牧空港の軍用一体化反対」「高蔵寺弾薬庫撤去」などを訴えつつ、長きに亘って粘り強く闘っている報告がありました。
続いて熊本から参加した2名の方が発言しました。主に「平和を求め軍拡を許さない女たちの会・事務局長の海北さんの、健軍駐屯地で司令部の地下化やミサイル配備などが住民に説明もなく進んでいるとの報告が、ミリタリーくまモンと記念撮影をする中国の観光客がミサイルの射程内の上海から来ていたとか、高市はミサイル発射時にブースターが落下して100人死んでもそれは仕方ないと公言しているとか、自衛隊は身近で駐屯地のすぐ近くに病院や学校があるとか、などの現実を紹介しながらされ、最後に昨年11月に健軍商店街が立ち上がって集会を1200名で実現した画期的な闘いなど、今後も闘っていくと述べられました。
続いて静岡から参加した5名の方が壇上でアピールしました。富士にミサイルやめて!の会の山崎さんなどが、2月21日に静岡市内で450名で実現した集会での若者の発言を紹介するなどして、富士駐屯地へのミサイル配備反対の闘いを進めてきている報告をしました。そして、ミサイル配備は秒読み段階に入っているが、ミサイル配備撤回めざして今後も全国の仲間とともに闘っていく、と決意を述べました。
最後に集会宣言を確認し、バナーを掲げてのコールをして、午後4時に集会を終えました。そして15分からデモに移りました。会場があるラピオ周辺を進んで、近くの小牧駅までというコースを、市民にアピールしながら、元気良く行進しました。配備が進みつつあるミサイルの製造拠点である小牧現地での集会の成功にふまえ、今後も長射程ミサイル配備反対など、高市政権の戦争政策に反対する運動を進めていきましょう。
<追記>9日未明、熊本健軍駐屯地に長射程ミサイル関連装備の搬入が抜き打ちで強行されました。7日夜から、富士駐屯地から運んできたそうです。高市政権の軍事政策の本性を示す暴挙と言わざるを得ません。前夜から抗議の声をあげた仲間の怒り、住民の困惑を受け止めて、今後もがんばっていきましょう。
この集会は同集会実行委員会の主催で、地元での集会に取り組んできた小牧平和県民集会実行委員会や、あいち総がかり行動も含む6団体が構成団体でした。開始前から続々と参加者が集まり、会場では前日の「三菱重工小牧北工場現地レク&配備申入れ」の模様を映した動画が流されました(中日新聞でも報道されました)。そして午後1時半から集会が始まり、最初に飯島滋明さん(名古屋学院大学教授/不戦へのネットワーク代表)が主催者あいさつを行い、憲法平和学の立場から、戦力に当たる長射程ミサイルは憲法違反としつつ、横須賀からイラン攻撃に出撃しているように、日本は戦火が拡大する世界と無関係ではないと強調しました。
続いて半田滋さん(防衛ジャーナリスト)が「安保三文書改定と大軍拡の中でのミサイル配備の意味」とのテーマで基調講演を行いました。パワーポイントを使いながらの熱弁でした。
半田さんは最初に、パワーポイントによるレジュメの表題とされた「敵基地攻撃と日米一体化 防衛費倍増は国民負担に」が改定された安保三文書の核心だとしたうえで、「専守防衛」を踏み越えた安保関連法制定により、インド太平洋で米・豪などと軍事協力する体制をつくりつつ(安倍)安保三文書を改定し「敵基地攻撃能力の保有」により「先制攻撃」を可能にした(岸田)。自衛隊は米軍と一体化し「二軍」となり、日本は『平和国家』から『普通の国』になった、とのこの10年を振り返りました。
そして現在の高市政権の安保政策を9点(①殺傷能力のある武器の輸出解禁②非核三原則を見直し、核兵器の持ち込みを容認③防衛費のGNP2%を2年前倒しで達成。さらなる増加へ④防衛産業を成長産業にする⑤VLS(ミサイル垂直発射装置)搭載の原潜を建造⑥スパイ防止法の制定⑦日本国章損壊罪の制定⑧自衛隊の階級呼称を変更⑨憲法9条改正、緊急事態条項新設)にまとめ、それぞれについて解説しました。アメリカの要求を受けつつ防衛費を増加し、また殺傷能力のある、しかし中古の兵器を売って金儲けをしたり、「スパイ」の名の下に一般国民やメディアを監視し、独裁政治に道を開いたりなどの恐れがあるなど、危険性やいい加減さや国民への犠牲などが明らかにされました。
続いて「防衛費対GNP比2%突入」と「台湾有事に巻き込まれる日本」というテーマに焦点を絞りました。前者については、過去最大の防衛費案が出されていて、そこにはうちスタンドオフ(相手より長い射程を持つ)防衛能力の強化の費用も含まれ、そのミサイルは主に三菱重工がつくる。なぜ長射程ミサイルを持つかというと抑止と言うが、中国軍に比べて抑止にならないのだが、今年3月にまず健軍駐屯地(熊本)・富士駐屯地(静岡)へ配備予定となっている。同時に国の費用で民間空港・港湾の整備も行うとしている。三菱重工は記録的な契約額となり、米政府も中古を高く売りつけもしている。そしてこの財源として増税が進みつつある、としました。後者については、「台湾有事は日本有事」(安倍)「台湾有事は存立危機事態」(高市)
との発言がされたが、存立危機事態の規定に照らすと、政府は台湾を国として認めておらず、米軍への攻撃がただちに日本の存立を脅かす事態とは無理がありそう。しかし台湾有事が日本有事に発展するシナリオは描かれており、アメリカやフィリピンとの共同訓練、離島からの避難訓練などもされている。が、台湾有事の戦場は台湾と日本となり、日本が米軍の出撃基地になれば基地ばかりでなく民間空港や港湾が攻撃される、としました。
最後に、「敵基地攻撃能力の保有」という軍事力強化は安全でなく戦争を呼び込み、台湾有事の戦場は日本と台湾であり対米支援は加害・被害・自滅、国民の犠牲のうえでの国防ではなく生活と安全の確保、平和は軍事力でなく命がけの外交ではじめて実現する、とまとめて、一時間半近くの講演を終えました。危険性・非現実性・国民の犠牲ぶり、などが浮き彫りにされました。
次に、各地からのアピールに移りました。最初に地元愛知・小牧から福本さんが、小牧平和県民集会実行委員会・平和委員会・労働組合などの立場で、相次ぐ自衛隊機の墜落事故などの被害を受けながら、「小牧空港の軍用一体化反対」「高蔵寺弾薬庫撤去」などを訴えつつ、長きに亘って粘り強く闘っている報告がありました。
続いて熊本から参加した2名の方が発言しました。主に「平和を求め軍拡を許さない女たちの会・事務局長の海北さんの、健軍駐屯地で司令部の地下化やミサイル配備などが住民に説明もなく進んでいるとの報告が、ミリタリーくまモンと記念撮影をする中国の観光客がミサイルの射程内の上海から来ていたとか、高市はミサイル発射時にブースターが落下して100人死んでもそれは仕方ないと公言しているとか、自衛隊は身近で駐屯地のすぐ近くに病院や学校があるとか、などの現実を紹介しながらされ、最後に昨年11月に健軍商店街が立ち上がって集会を1200名で実現した画期的な闘いなど、今後も闘っていくと述べられました。
続いて静岡から参加した5名の方が壇上でアピールしました。富士にミサイルやめて!の会の山崎さんなどが、2月21日に静岡市内で450名で実現した集会での若者の発言を紹介するなどして、富士駐屯地へのミサイル配備反対の闘いを進めてきている報告をしました。そして、ミサイル配備は秒読み段階に入っているが、ミサイル配備撤回めざして今後も全国の仲間とともに闘っていく、と決意を述べました。
最後に集会宣言を確認し、バナーを掲げてのコールをして、午後4時に集会を終えました。そして15分からデモに移りました。会場があるラピオ周辺を進んで、近くの小牧駅までというコースを、市民にアピールしながら、元気良く行進しました。配備が進みつつあるミサイルの製造拠点である小牧現地での集会の成功にふまえ、今後も長射程ミサイル配備反対など、高市政権の戦争政策に反対する運動を進めていきましょう。
<追記>9日未明、熊本健軍駐屯地に長射程ミサイル関連装備の搬入が抜き打ちで強行されました。7日夜から、富士駐屯地から運んできたそうです。高市政権の軍事政策の本性を示す暴挙と言わざるを得ません。前夜から抗議の声をあげた仲間の怒り、住民の困惑を受け止めて、今後もがんばっていきましょう。
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