大会準備会議・『ルポ低賃金』読書会を開催

 3月15(土)・16日(日)、ユニオン事務所(+Zoom)にて、大会準備会議を開催しました。運営委員とそうでない組合員10数名の参加で、活発な議論を行いました。

 この会議は、例年定期大会前に、大会に提案する議案(決算・予算案を含む)の原案を討議する場として、組合員奈良誰でも参加可能なかたちで開催しています。今年は、15日の午後1時から7時まで、24年度の活動報告と25年度の活動方針をめぐって議論、および16日の午前10時から午後1時まで、決算・予算と、定期大会の運営に関する議論を(後者は若干ですが)行いました。議論は大筋は原案に沿って行ったのですが、論点は細部から基本方針にわたっていて、今後継続して検討していく点なども浮き彫りになりました。

 役員の立候補の受付期間でもあり、いよいよ大会までほぼ一ヶ月となりました。今後、22日(土)午後6時から臨時運営委員会を開き、議案の確定を行います。その時には役員の立候補者受付も締め切っており、その後は、事務作業など、大会を実際に開催するための諸準備を進めていきます。そして、定期大会の議事進行や、大会に実出席する組合員と、委任状を提出する組合員とを併せての、定足数の確保も含め、大会を成功させるためには組合員皆の協力が不可欠ですので、よろしくお願いします。

 また、16日(日)は、組合員の有志企画として、毎日新聞の記者である東海林智さんの『ルポ 低賃金』(地平社)読書会を午後2時から開催しました。参加者は5名規模でしたが、この書は、労働者目線のジャーナリストとして丹念に取材を続け記事を書かれてきた東海林さんが、1年前に発刊した、労働者がさまざまに苦闘する姿を描いたルポルタージュです。この書を読んで感銘を受けた組合員の方が、労働問題や労働組合などについて感じたり考えたことを交流し合うという趣旨で、有志企画としてこの読書会を開催することを呼びかけて、この日初めて行いました。今回は非正規春闘を採りあげた箇所を読みましたが、非正規労働者の実態や闘いなどについて、活発な意見が出て、2時間余りの読書会は好調なスタートとなりました。今後も適宜開催するとのことですので、関心ある方は参加してみてはいかがでしょうか。


 

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