日興サービス裁判で人証尋問

 12月16日(月)午前10時から、名古屋地方裁判所にて、日興サービス裁判の人証
尋問が行われました。この日興サービス裁判は、組合と日興サービス分会の2名の組合員が原告となり、派遣元(日興サービス)と派遣先(日本貨物検数協会)との同一労働同一賃金を求めた交渉に係わる誠実交渉義務違反と、2名の派遣打ち切りに対する損害賠償と未払い賃金の支払いを求めて、昨年5月に提訴しました。日興サービスについては、労働委員会でも中央労働委員会で不当労働行為をめぐって12日に調査が行われましたが、裁判は人証尋問という、大詰めの段階を迎えました。
 この日は原告と被告双方の証人に対しての尋問が行われ、夕方まで時間をかけました。よくドラマなどで「裁判」というとこの尋問の場面が出てくるので、裁判はこういう尋問をやるのが主だと思いがちなのですが、実際は書面のやりとりや証拠提出などを繰り返し、その積み重ねのうえで、終わり近くにこの人証尋問が行われます。とはいえ、証人にとっては法廷の場でみずからが証言をし、反対尋問も受けるわけですので、緊張もする、大事な場という意味では、典型的な「裁判」の機会ともいえそうです。
 ということもあり、組合としては傍聴支援を呼びかけ、当日も多くの組合員が傍聴しました。証人にとってはかえって緊張を高めてしまう面もあったかもしれませんが、支援する仲間が来ていることは、大なり小なり励みになったことと思われます。
 次回の期日は1月29日(水)午前10時からです。また、中央労働委員会も2月14日(金)午後3時からです。支援をよろしくお願いします。

 また、同様に人証尋問の段階に入っている竹屋裁判も、分会の3名が原告となり、分会長差別に対する差別や、会社休業の補償について、未払い賃金の支払いと損害賠償を求めて一昨年の6月に提訴した裁判ですが、11月26日に名古屋地方裁判所で行われた人証尋問には、肝心の代表取締役社長が出席しなかったため、1月28日(火)午後1時15分から、社長を証人とした人証尋問を改めて行うことになりました。26日にも組合員の傍聴支援を行いましたが、こちらの裁判も竹屋の仲間は日興サービスと同様、職場分会として粘り強く闘っています。支援をよろしくお願いします。

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