集団的自衛権と秘密保護法に反対する集会に参加
本日(20日)、秘密保全法に反対する愛知の会主催の「戦争をさせないために 集団的自衛権と秘密保護法に反対する大集会&デモ」が名古屋・若宮大通公園(矢場町)で開かれ、2000名を超える参加者で成功しました。私たちユニオンも運営委員会での議論もふまえてユニオンとしてこの集会に参加することを決め、10名規模で参加しました。
集会は、矢崎弁護士の司会で午後6時30分に開始しました。まず主催者あいさつを浜島事務局長が行った後、発言が続きました。愛知県弁護士会の鬼頭さん、秘密保護法廃止を求める岐阜の会の戸田さん、高校生の飯尾さん、戦争をさせない1000人委員会あいちの飯島さん、立憲フォーラムの近藤さん、愛労連の榑松さん、戦争体験者の大脇さん、愛知県保険医協会の板津さん、がそれぞれの立場から、安倍政権の戦争できる国づくりの強行に対して反対の姿勢を示し、運動の重要性を訴えました。そして「日本に戦争をさせない~『集団的自衛権行使容認』に反対し、『秘密保護法』の廃止を求める集会宣言」を採択し、最後に中谷共同代表が気迫を込めた訴えを行なって集会を終えました。集会は労働組合や平和・女性・弁護士などの各団体ののぼりが林立し、参加者も発言に掛け声をかけたり音を出したり、また、ワールドカップ開催中にちなんでか、「戦争反対」のレッドカードを掲げたりして呼応し、活気のある雰囲気を醸し出しました。
続いて栄周辺のデモに移りました。沿道の多くの人の注目を集めながら元気よく行進し、若宮大通公園近くで流れ解散となりました。その後、ユニオンの参加者は懇親会を行ない、交流を深めました。その中で、この集会の参加者と非参加者との違い、ユニオン内での参加者と非参加者との違いをどう埋めていくか、という意見も出ました。
参戦の可能性という国民全体にかかわる重大事が、国民と切り離されたところで、内閣のあわただしい折衝で決められようとしているのですが、そうした状況を、国民の側が、違いを埋めきれないために、容認してしまっているかのようになってしまっていることも、大きな問題です。来たる7月19日にユニオン主催で行なう公開学習会は労働問題をとりあげますが、同時に、平和と民主主義にかかわる重大事に対しても、ユニオン内外で議論を重ねながら、地道に取り組んでいきたいと思います。労働者や社会の現在と未来にかかわる問題に、ユニオンとしても無関心ではいられないでしょうから。
この記事へのコメント
企業に理不尽な仕打ちを受けた労働者の拠り所として草の根的なユニオンのスタンスと、こういった集団的自衛権行使に対する運動は、少々距離があるように感じます。この辺りは、ユニオンのスタンスによる所が大きいかと思いますが、そのスタンスを明確にしたうえで、参加する・しないを決定すべきではないでしょうか。
そういった政治活動よりも、目の前の争議案件にもっと注力して欲しいと考える組合員はおらず、全員組合に満足しているうえで、こういった反対運動を行ってらっしゃるのでしょうか。
「政治活動よりも目の前の争議案件にもっと注力してほしいと考える組合員」もいるでしょうし、「全員組合に満足」しているとも言えないかもしれませんが、現在の組合の在り方としては、争議案件に取り組みの軸を置きながら、時には時々の政治的な問題にも関わる場合もあるということではないでしょうか。それに、争議案件に取り組むということにしても、それを可能にする労働組合の権利が侵害される危険もある中では、それ自体もある種政治活動とも言える気がします。
1.先のコメントで「戦争は強制参加」とありますがどういう意味ですか。
私の質問である「政治活動は強制参加か」を受けてこちらのワードを用いられましたが、貴団体は、戦争と政治活動を同列に捉える団体であるということでしょうか。
2.集団的自衛権無しに、海外に居住している法人を、どのように助けるべきとお考えでしょうか。
3.集団的自衛権と、シーレーンの確保は切っても切り離せませんし、輸出入に必要な航路の確保は国民生活に直結しますがが、こちらはどのように考えていらっしゃいますか。